スピリーバ・レスピマットの安全性疑惑: メタアナリシス 死亡率52%増加
2011年 06月 15日
http://intmed.exblog.jp/12887165
・・・という報告があったが・・・、このとき、販売サイドは末端消費者へ日本語の釈明コメントをしなかった。
今回、あらためてのメタアナリシスでも、レスピマットの安全性への疑念。
今度は、コメントするだろう・・・さすがに・・・ でなきゃ・・・
そろそろ、臨床の場から引き上げを考えた方が良いのでは?
スピリーバ・ハンディへラーという剤型があるのだから・・・
Chronic obstructive pulmonary disease
Original article
Comparative safety of inhaled medications in patients with chronic obstructive pulmonary disease: systematic review and mixed treatment comparison meta-analysis of randomised controlled trials Thorax doi:10.1136/thoraxjnl-2012-201926
システマティックデータベース検索による "tiotropium Soft Mist Inhaler"(スピリーバ・レスピマット)、LABA(長時間作用性β2刺激薬)、ICS(吸入ステロイド合剤)、LABA-ICS合剤を最低6ヶ月間使用したRCTの検討
"tiotropium Soft Mist Inhaler"(スピリーバ・レスピマット)
"tiotropium handihaler"(スピリーバ・ハンディへラー)
42トライアル、52516名を検討。
fixed effect modelを用いたMTCメタアナリシスにて、スピリーバ・レスピマットは、プラシーボに比較し、普遍的に包括的死亡率増加と相関 (OR 1.51; 95% CI 1.06 to 2.19)
同様に、 tiotropium HandiHaler比較 (OR 1.65; 95% CI 1.13 to 2.43)、LABA比較 (OR 1.63; 95% CI 1.10 to 2.44)、LABA-ICS比較 (OR 1.90; 95% CI 1.28 to 2.86)
COPD重症患者での心血管死亡エビデンスはより強固で、高用量ほど存在する。
LABA-ICS配合剤は、すべての治療群の中で最も死亡リスク減少。
超過リスクは、tiotropium HandiHaler と LABAで認められなかった。
この結果は、正確性の少ないrandom effect modelでも、MTCと直接比較メタアナリシスと同様。
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