2012年10月16日火曜日
抗てんかん薬 エクセグラン は、減量指導へ付加的効果を認める
適切なライフスタイル変容によっても失敗した肥満患者に関して非手術的オプションは限られている。抗けいれん薬である、ゾニサミド(Zonisamide, 日本発売商品名: エクセグラン錠)の有効性、安全性評価
結論は、ゾニサミド 400mgで、減量カウンセリングに体重減少付加的効果を認めたというもの
1年間・ランダム化二重盲検プラシーボ対照化トライアル
225名の肥満(平均[SD] BMI 37.6 [4.9]、女性134名(59.6%)、糖尿病認めない)
介入はプラシーボ投与(n=74)、ゾニサミド 200mg (n=76)、ゾニサミド 400mg(n=75)
栄養士ライフスタイルカウンセリング1年間を加えたもの
プライマリアウトカムは1年後の体重
Zonisamide for Weight Reduction in Obese AdultsA 1-Year Randomized Controlled Trial
Kishore M. Gadde, et. al.
Arch Intern Med. 2012;():1-8. doi:10.1001/archinternmed.2013.99.
225名のランダム化、218名(96.9%)が1年フォローアップ評価を受けた。
体重減少
プラシーボ −4.0 kg (95% CI, −5.8 to −2.3 kg; least squares mean, −3.7%)
ゾニサミド 200mg −4.4 kg (−6.1 to −2.6 kg; −3.9%; P = .79 vs placebo)
ゾニサミド 400mg −7.3 kg (−9.0 to −5.6 kg; −6.8%; P = .009 vs placebo)
カテゴリー化解析にて、体重減少5%に達した比率は、プラシーボ割り付け 23 (31.1%) 、 ゾニサミド 200mg割り付け 26 (34.2%; P = .72) 、 ゾニサミド 400mg割り付け 41 (54.7%; P = .007)
同様に10%超、 6 (8.1%)、 17 (22.4%; P = .02)、 24 (32.0%; P < .001)
胃腸・神経系、精神的副事象はゾニサミド群でプラシーボより高率
あくまでも、適切な栄養指導が前提の治験結果であり、副作用もある
保険適応でもない。
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