2012年11月5日月曜日

FREEDOM : 糖尿病・多枝冠動脈病変では、冠動脈手術のほうがPCIより優れる



FREEDOM: CABG superior to PCI in diabetic patients with coronary disease
NOVEMBER 4, 2012
http://www.theheart.org/article/1469059.do


Farkouh ME, Domanski M, Sleep LA, et al. Strategies for multivessel revascularization in patients with diabetes. N Engl J Med 2012; DOI:10.1056/NEJMoa1211585.



糖尿病・多枝病変は、PCI(経皮的冠動脈インターベンション)治療に比べ、全原因死亡率、非致死性MI、非致死性卒中比率有意に少ない。



1900名の糖尿病・冠動脈疾患(三枝病変が主)患者を登録し、CABGと、シロリムス溶出性・パクリタキセル溶出性ステントPCIを比較

フォローアップ期間は3.8年、エンドポイント(全原因死亡・非致死性心筋梗塞・卒中)発生は、PCI 205名、CABG 147名

5年間のプライマリエンドポイントは有意にCABGが優れていた。



 アウトカム PCI(%) CABG(%) p
プライマリエンドポイント 26.6%18.7% 0.005
 全原因死亡 16.3%10.9%  0.049
 心筋梗塞 13.9% 6.0% <0.001
 卒中 2.4% 5.2% 0.03
 心血管死 10.9% 6.8% 0.12





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