2012年12月12日水曜日

喫煙と心臓突然死 本数・年数で直線的関連 禁煙20年で非喫煙者レベルに

喫煙は心臓突然死のリスク要素で、非喫煙者の2.5倍のリスク
喫煙本数・年数と直線的に関連
だが、禁煙20年間で非喫煙者域に回復


"Smoking, smoking cessation, and risk of sudden cardiac death in women"
Sandhu R, et al
Circ Arrhythm Electrophysiol 2012; DOI: 10.1161/CIRCEP.112.975219.

前向きの研究で、喫煙と禁煙の心臓突然死の関連研究

冠動脈性心疾患・卒中・がんを基礎として有さない101018名の女性(NHS)
ベースライン1980年

フォローアップ30年間で、心臓突然死 351イベント

非喫煙者比較で、現行喫煙者の心臓突然死リスクは、冠動脈リスク要素補正後、2.44(95% CI, 1.80-3.31) 倍

多変量解析にて、現行喫煙者では、日毎喫煙定量 (P for trend, < 0.0001)
喫煙量の軽度から中等量(1-14/日)では、心臓突然死リスクは1.84倍 (95% CI, 1.16-2.92)と有意に増加。

喫煙5年間増加する毎に、心臓突然死リスクは8%増加(HR 1.08; 95% CI, 1.05-1.12,  p<0.0001)

禁煙後心臓突然死リスクは時間と共に減少し、20年間禁煙状態持続後、心臓突然死リスクは、非喫煙者と同等となる(p for trend、P < 0.001 )

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