2012年12月26日水曜日

BNPガイド水分管理でウィーニング率改善


Natriuretic Peptide–driven Fluid Management during Ventilator Weaning
A Randomized Controlled Trial
Published ahead of print on September 20, 2012, doi: 10.1164/rccm.201205-0939OC Am. J. Respir. Crit. Care Med. December 15, 2012 vol. 186 no. 12 1256-1263


BNP機転判断群では、フロセミドとアセタゾラミドは、対照群に比べ、頻回で、投与量多くなる。結果、ウィーニング中の水バランスの中央値(IQR)よりマイナスとなる (–2,320 [–4,735, 738] vs. -180 [–2,556, 2,832] ml; P<0.0001)

抜管成功までの期間は有意にBNP機転判断群の方がより有意に短い (58.6 [23.3, 139.8] vs. 42.4 [20.8, 107.5] h; P = 0.034)

BNP機転判断戦略群では、人工呼吸フリー日数増加するが、滞在期間・死亡率の変化は差を認めない。

ウィーニング回数への影響は、左室収縮機能障害患者で最も影響が大きい。
電解質インバランス、腎不全、ショックについて、2つの戦略に有意差無し



http://xa.yimg.com/kq/groups/22459940/1735739872/name/rccm+201205-0939OC+full+%282%29.pdf
対照群:BNP目隠し、すべての治療は通常ケア通り
BNPガイド群:
・200pg/mL以上の日は、水分摂取制限厳格(24時間 500mL以下、経口栄養 1000mL/2時間以下、栄養・薬剤意外に塩分水分摂取せず)・フロセミド投与(10-30mg/3時間毎、尿量が 4.5-9mL/kg/3時間目標)

200pg/mL閾値は、以前の研究にて判断。それ以上なら人工呼吸ウィーニング失敗率が高いことから選別。抜管後24時間やはり同じやり方で、水分制限・利尿剤投与を施行。

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