2012年12月4日火曜日

プロバイオティック投与によるクロストリジウム-ディフィシル関連下痢症予防効果

クロストリジウム-ディフィシル関連下痢症:Clostridium difficile–associated diarrhea (CDAD)は時に重篤な合併症を生じることがある。

成人・子供の抗生剤投与時のCDAD予防のためのプロバイオティック投与による予防効果のRCTレビュー



Probiotics for the Prevention of Clostridium difficile–Associated Diarrhea: A Systematic Review and Meta-analysis ONLINE FIRST
Bradley C. Johnston, et. al.
Ann Intern Med. 13 November 2012

プロバイオティックは、CDAD発生を66%減少(pooled 相対リスク、 0.34 [ 95% CI, 0.24- 0.49, I2=0%)

 CDAD5%発生頻度の住民ベースでは、プロバイオティック予防は、1000名あたり、33(CI、 25-38)エピソード減少効果


プロバオティック患者において、重度副作用イベント 9.3% vs 対照 12.6% (相対リスク 0.82[CI、 0.65 - 1.05]、 2 17%)






結論は、中等度品質のエビデンスではあるが、プロバイオティック予防は、CDADに対し、予防効果があるという報告


でも、住民ベースで考えれば、100名あたり3名強の効果。

プロバイオティックが副作用などほとんどないと合わせ考えれば、合理性有りとかんがえることができるか?臨床的最小意義を考えることも必要あるとおもうのだが・・・


そして、このレビューは、“偽膜性大腸炎”を、臨床的アウトカムしてるわけではない。

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