2012年12月7日金曜日

脂肪エネルギー比率低で、体重・BMI・腹囲減少 ・・・ 日本人若年者の将来が危惧される

日本人の脂肪総摂取量は欧米に比較しても増加目立つ。平成23年の国民健康・栄養調査では、脂肪エネルギー比率は30歳未満で特に高く、平均で・・・30%にも及ぶ。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002q1st-att/2r9852000002q1wo.pdf
脂肪エネルギー比率が30%以上の人の割合が、20歳以上の男性で20.0%、女性で27.6%であることが示されました。年代別では男女ともに20歳代でその割合が高く、男性37.0%、女性44.2%でした
図譜がわかりにくいが・・・下から3番目のボックスが脂肪比率




若いうちの脂肪蓄積が・・・



Effect of reducing total fat intake on body weight: systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials and cohort studies
BMJ 2012; 345 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.e7666 (Published 6 December 2012)
Cite this as: BMJ 2012;345:e7666

33RCT(登録者 73589)、10コホート研究

メタアナリシスにより、脂肪エネルギー総量減少食事は体重の相対的減少と相関(1.6kg、95%信頼区間 -2.0から-1.2kg、I2=75%, 57735名)。低脂肪食の対照群比較の体重減少はトライアル横断的に一致性があったが、効果サイズにばらつきはあった。ベースラインの脂肪摂取量減少が大きいほど、脂肪摂取量低値ほど体重減少効果があり、これがheterogeneityの原因と考えられた。BMI減少 (−0.51 kg/m2, 95% 信頼区間 −0.76 to −0.26, nine trials, I2=77%) 、腹囲減少 (by 0.3 cm, 95% 信頼区間 −0.58 to −0.02, 15 671 women, one trial)とも関連
心血管系へのネガティブな影響(たとえば、血圧、脂質値)示唆認めず


脂肪総摂取量減少は、健康な被験者・リスク状態トライアル被験者において、長年にわたり、品質の良い、一致性の高いエビデンスが存在する。

エネルギー摂取量の28-43%を脂肪摂取とする場合の成人例では、6ヶ月から8年間において、より脂肪摂取少ないほど、軽度だが、統計学的有意がある、臨床的には意味のある、持続的な体重減少を成人で示す。

エビデンスは小児・若年者でも同様



卵は動脈硬化悪化させる; 卵黄×年は心血管リスク増加と相関
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/08/blog-post_17.html

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