心停止や大量出血といった手術室クリーゼは、個別の医者にとっては稀な経験だが、大規模施設手術室では、コモンな出来事と冒頭に記載。対応成功に導くには困難で複雑。
この危機状況へのエビデンスに基づくベスト医療対応についてアドヒアランス向上のための、危機チェックリストを作成、これによるシナリオと記憶だけに基づくシナリオとの比較してシミュレーション
プライマリアウトカムは危機状況経過プロセスのアドヒアランス遵守性比較
Simulation-Based Trial of Surgical-Crisis Checklists
Alexander F. Arriaga, et. al.
N Engl J Med 2013; 368:246-253January 17, 2013
DOI: 10.1056/NEJMsa1204720
17の手術室チームを106のシミュレーション手術危機シナリオ参加。
救命ケアプロセスのアドヒアランス欠如はチェックリスト使用時のシミュレーションでは少ない(チェックリスト使用 6% vs. 未使用 23%, P<0.001)
チーム内クラスター考慮、施設、シナリオ、学習・疲労効果補正多変量モデルでも同様 (adjusted relative risk, 0.28; 95% 信頼区間, 0.18 ~ 0.42; P<0.001)
どのチームも、危機チェックリスト使用時は、未使用に比べパフォーマンス良好
手術施行時危機単独でも生じたならチェックリスト使用すべきと97%の被験者が述べている。
チェックリスト表紙
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