2013年2月15日金曜日

製薬会社からの排水:魚へ抗不安薬蓄積・・・行動変容をもたらす

考えてみれば、ジェネリックは、環境基準の甘い、換言すれば、環境保全コスト削減可能・低コスト製造可能な国から、バルクを購入しているわけだから、この製造(まぜまぜするだけ)会社は、環境破壊に荷担してることになる。環境に悪い製品群を多大な宣伝費をかけて、美化しつつ国民に押しつけてるわけである。反論するなら、バルク製造国を表示してから言え! ・・・と怒りを・・・ぶつけたくなる。

ダブルスタンダード大好きな、日本国政府や財界の方々はこういうことを知ってか知らずか・・・今日も情報提供のない、対して安くもないジェネリック導入で医療費削減が解決というアホなことをほざき続け、その間に、地球環境悪化が・・・

 比較的管理が良いはずのヨーロッパでさえ、製薬会社による環境汚染が広がっている。
具体例として、ベンゾジアゼピン系抗不安薬オキサゼパム(先発名:セレナール)が、地表水への排水を通して、ヨーロピアンパーチ(学名:Perca fluviatilis)というスズキ目ペルカ科に属する魚へ 影響を与えているという報告。

魚の行動や摂食へ影響を与える可能性があり、実際、1.8mg/Lで暴露
この濃度で、活動性増加、社会性低下、食事量増加が見られた。
動物の行動変容を変化をもたらし、生態系へ 、進化への影響をもたらす可能性がある。



Dilute Concentrations of a Psychiatric Drug Alter Behavior of Fish from Natural Populations
T. Brodin, et. al.
Science 15 February 2013: Vol. 339 no. 6121 pp. 814-815 DOI: 10.1126/science.1226850 


新聞記事になってるようだ・・・http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013021401001500.html
向精神薬成分で自然界の魚に異常 下水から川に流出
【ワシントン共同】不安症状を抑える目的で人に処方される向精 神薬の一種が下水を通じて川に流れ出して自然界の魚に蓄積すると、用心深さを失うなどの異常を引き起こす可能性があるとする調査結果を、スウェーデン・ウ メア大のチームが14日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 スウェーデンの川の水や魚の体から微量の向精神薬「オキサゼパム」を検出。薬にさらされると魚は行動が大胆になり、餌を食べる頻度が増えることも実験で確認した。

 チームは「向精神薬以外の薬も何らかの影響を及ぼす可能性がある。下水処理に薬の成分を除去するプロセスを加える必要がある」としている。
2013/02/15 04:00 【共同通信】

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