2013年2月4日月曜日

特発性肺線維症:バクタ有効?

特発性肺線維症は治療選択がきわめて厳しい疾患

co-trimoxazoleが 有効な報告がある

二重盲験多施設研究で、18名
12ヶ月間 co-trimoxazole 960mg 1日2回 vs プラシーボ 比較

Treating idiopathic pulmonary fibrosis with the addition of co-trimoxazole: a randomised controlled trial
Ludmila Shulgina, et. al.
Thorax 2013;68:155-162 Published Online First: 10 November 2012 doi:10.1136/thoraxjnl-2012-202403 
プライマリエンドポイント:肺活量
セカンダリエンドポイント:DLco、EQ5Dベース効用、6分間歩行距離、MRC呼吸困難スコア
ターシャリエンドポイント:死亡率・副事象

Co-trimoxazoleは肺活量で効果認めず(差平均 15.5 ml (95% CI −93.6 〜 124.6))

Dlco (mean difference −0.12 mmol/min/kPa (95% CI 0.41 〜 0.17))、 6MWT 、 MRC dyspnoea score (intention-to-treat analysis)も同様

per-pro〜col解析では、例外として、EQ5Dベース効用改善(平均差 0.12 (95% CI 0.01-0.22)、酸素必要比率減少 (OR 0.05 (95% CI 0.00 〜 0.61))、全死亡率減少(co-trimoxazole 3/53, placebo 14/65, HR 0.21 (95% CI 0.06 〜 0.78), p=0.02))

co-trimoxazoleは気道感染減少するが、吐き気・皮疹増加 

バクタ配合錠1錠は スルファメトキサゾール400mg、トリメトプリム80mgだから2錠/日
ニューモシスティスカリ肺炎抑制作用としてなれてるが・・・果たして・・・

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