2013年2月5日火曜日

ベジタリアンは心疾患リスク3割少ない

ベジタリアンは、非ベジタリアンに比べ32%も心疾患リスクを減少させる

ベジタリアンの食生活がすべて正解というわけではない。例えば、チーズなどは飽和脂肪酸を多く含み、非ベジタリアンより多く摂取しており、砂糖摂取量も多い。
一方、レッドミートや加工肉は当然ながら摂取少なく、これらが心疾患・糖尿病罹病現象と関連している可能性はある。



Risk of hospitalization or death from ischemic heart disease among British vegetarians and nonvegetarians: results from the EPIC-Oxford cohort study

jcn.112.044073 Am J Clin Nutr March 2013 ajcn.044073

ベジタリアンと非ベジタリアンの虚血性心疾患発症率差の研究はまだ少なかったそうだ

イギリス・スコットランドの男女44561名(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition: EPIC)-Oxfort研究

平均フォローアップ11.6年間、虚血性心疾患発症数1235(入院数 1066、 死亡数 169)

非ベジタリアンに比べ、ベジタリアン平均BMI少なく [in kg/m2; −1.2 (95% CI: −1.3, −1.1)] 、非HDLコレステロール濃度少なく [−0.45 (95% CI: −0.60, −0.30) mmol/L]、収縮期血圧低値[−3.3 (95% CI: −5.9, −0.7) mm Hg]

ベジタリアンは、非ベジタリアンに比べ、虚血性心疾患発症リスク少ない
(HR: 0.68; 95% CI: 0.58, 0.81)

この低下はBMI補正でやや減弱し、性別、年齢、BMI、喫煙、IHDリスク要素の存在では影響をうけない




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