http://www.nms.ac.jp/jnms/2002/06904404j.pdf
白内障薬物療法には,白内障の治療どころか進行防止においてもその有効性に関する十分なエビデンスがないという結論に達する.
すなわち,効くのか効かないのかが不明であり,EBM の考え方では,現在の認可薬物も使用できない,あるいは,有効性は不明であることを十分に説明し,インフォームドコンセントを得た上で処方するということになる.
では,再々評価してはどうか.
ピノレキシン(カタリン点眼液,カリーユニ点眼液)
水晶体の混濁は,可溶性蛋白が,トリプトファンやチロシンなどの代謝異常で生じたベンツキノンカルボン酸やイミンカルボン酸の結合によって,不溶性蛋白となり凝集するために生ずる.本薬剤は,この結合と競合することで,蛋白の不溶化を阻止する.
pubmed で、"pirenoxin, cataracta"で、検索しても、それ以降、トライアルがなされてる形跡がない。
日本の医療政治って、ホントに無駄なところは放置して、 クソ役人たちがテキトーに気づいたところを形だけ改定してお茶を濁すことに終始している。超高齢者へもまんべんなく公費によるがん検診どころか糖尿病検診したり
エビデンスに疑問ある薬剤を、10年以上も放置している日本の医療
軽薄な政治家や経済関係著名人は「医療のコスト削減=ジェネリックで解決」というワンパターンレスポンスを繰り返す。真にコスト削減をめざすなら、こういう無駄無益な薬剤を追放すべきだろう。そして、「真のエビデンス」を提示できてない漢方薬の大多数も公費負担医薬品から追放すべき。
大手製薬メーカーの利益は温存し、医療コスト削減などというのは矛盾である。
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