クロルタリドン(Chlorthalidone)が無くなって久しくなる。ヒドロクロロチアジドに関して、有効性エビデンスきわめて少ないという認識の元、以下の記載した。
日本の循環器科医がアホであるという証明・・・・クロルタリドンの日本での扱い 2011年 03月 29日
今回のクロルタリドンの副作用報告を見ると、結果的には、クロルタリドンの有害性事象は無視できず、市場撤退も仕方なかったのかもしれない。
Chlorthalidone Versus Hydrochlorothiazide for the Treatment of Hypertension in Older Adults: A Population-Based Cohort Study
Irfan A. Dhalla, M et. al.
Ann Intern Med. 19 March 2013;158(6):447-455
5年間観察Propensity-matched観察コホート
プライマリアウトカムは、死亡・心不全入院・卒中・心筋梗塞
安全性アウトカムには低カリウム血症・低ナトリウム血症
総数 29,873名、フォローアップ期間中、プライマリアウトカムは、イベント100人年
クロルタリドン 3.2
ヒドロクロロチアジド 3.4(補正ハザード比, 0.93[95% CI, 0.81 to 1.06])
クロルタリドンは低カリウム血症(補正ハザード比、3.06[CI, 2.04-4.58])、低ナトリウム血症(補正ハザード比, 1.68[CI, 1.24-2.28]
9つのpost hoc解析では、クロルタリドン 12.5、25、50 mgの方が、ヒドロクロロチアジド 12.5、25、50mgより低カリウム入院増加し、統計学的に有意差が6剤比較で見られた。
結果有効性安全性は主要解析でほぼ一致。
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