卵円孔開存閉鎖術 vs 薬物治療にて、約2.5年間の研究で、ITT分析の結果は、卒中再発リスク 51%減少したが、有意差に至らなかったというもの( HR 0.49 95% CI 0.22-1.11 p = 0.08)
対照群(薬物療法)の治療ドロップアウトが多すぎて、解釈困難に陥った研究になってしまっている。上記グラフをみると、そんなに差が無い気もする・・・言うほどPFO閉鎖療法って効果があるのだろうか?
解説記事(http://www.medpagetoday.com/Cardiology/Strokes/37991)でも同様の疑問が呈されている。
Closure of Patent Foramen Ovale versus Medical Therapy after Cryptogenic Stroke
しかし、卵円孔開存閉鎖は、薬物治療より、事前層別per-protocolや、as-treated analysisでは優越性示された。
980名(平均年齢 45.9歳)
薬物療法:抗血小板療法1剤以上 74.8%、ワーファリン 25.2%
2群治療の治療暴露は薬物療法群のドロップアウト率が高く不均等:閉鎖群1375人年 vs 薬物治療 1184人年 p=0.009
問題のITTでは、卒中再発 閉鎖群9名、薬物療法16名
(ハザード比 0.49;95%信頼区間[CI], 0.22-1.11; p=0.08)
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