2013年4月26日金曜日
がんトライアル:メタアナリシス上のバイアスリスク
Can trial quality be reliably assessed from published reports of cancer trials: evaluation of risk of bias assessments in systematic reviews BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f1798 (Published 22 April 2013) Cite this as: BMJ 2013;346:f1798
【目的】メタ・アナリシス上のトライアル参入決定のために、出版報告ベースにしたrisk of bias assessment信頼性評価
【デザイン】Reliability evaluation of risk of bias assessments.
【デザインソース】13 published individual participant data (IPD) meta-analyses in cancer were used to source 95 randomised controlled trials.
【レビューメソッド】 Cochrane risk of bias tool (RevMan5.1) と不随ガイダンスによりRisk of bias 評価。IPD meta-analysisのための付加情報とともにレポート単独あるいはトライアルレポートからの情報を用い、 それぞれのトライアルで、評価をbiasドメインの個別リスクあるいは包括的リスク評価
比率合致率を個別ドメイン・包括的のため計算(low < 66%、fair 60%以上、good 90%以上)。2つのアプローチは合致率良好の場合のみ一致率信頼できると考える。
【結果】sequence generationと不完全アウトカムデータの2手法間の比率合致率はfair (69.5% (95% confidence interval 60.2% to 78.7%) and 80.0% (72.0% to 88.0%), respectively).
しかし、比率一致率は、割り付け目隠し、アウトカム選別的報告、包括的バイアスリスクに関してはlow (48.4% (38.4% to 58.5%), 42.1% (32.2% to 52.0%), and 54.7% (44.7% to 64.7%), respectively)
付加情報は、個別度面全てにおいて評価不明比率を減少し、isk of biasとして評価されるトライアル数を増加させる (and therefore available for inclusion in meta-analyses) from 23 (23%) based on publications alone to 66 (66%) based on publications with additional information.
【結論】risk of bias評価のため、がんのトライアルだけを用いることは信頼性欠如につながる。レビューアはunclear riskとして評価されるトライアルの場合特に、トライアルのバイアスをそのまま用いることには十分配慮すべきである。
トライアルリストからの付加情報は適切な評価を可能にし、risk of biasを減少・克服することとなる。さらに、ガイダンスとして、バイアスのリスク構成成分に関して明瞭に、特に、主観的ドメインに関しては特に注意を払う。
がんとは、直接関係ないが、漢方の治験なんて、症状から効果判定まで、主観だらけ・・・あんなのでメタアナリシスなんて・・・
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