2013年4月26日金曜日

【アレルギー】ピーナッツ大量摂取世帯ではピーナッツ蛋白抗原が大量に存在しピーナッツアレルギーと関連


乳児の環境、ピーナッツ大量摂取状況により、環境中のピーナッツ蛋白量増加させ、それが子供のピーナッツアレルギーに関係するという報告。



"Peanut protein in household dust is related to household peanut consumption and is biologically active"
Brough H, et al
J Allergy Clin Immunol 2013; DOI: 10.1016/j.jaci.2013.02.034.


乳児ベッド、crib rail、遊技場のピーナッツ蛋白環境と、HPC:household peanut consumption(戸別ピーナッツ消費量)の関連性に1−6ヶ月のダイア相関関係認められた。
多変量回帰解析にて、HPCは、乳児ベッドシーツや遊戯エリアでのピーナッツ蛋白レベルと相関
ピーナッツ蛋白高濃度粉じんサンプルは、ピーナッツアレルギーを持つ子供の好塩基球活性化に関し量依存的関連。


解説:http://www.medpagetoday.com/AllergyImmunology/Allergy/38688

乳児居宅環境下のピーナッツ蛋白濃度と、世帯的ピーナッツ消費量との関連を示した初めての報告


最も重要なところは、ピーナッツ蛋白レベルが、乳児のベッドの出すとに含まれていることで、単変量的に示されている。
・ 白人民族性 (Coefficient 1.748, P=0.030)
・ ピーナツアレルギーの家族歴の存在 (Coefficient -2.179, P=0.006)
・ 乳児就寝場所 (Coefficient 1.706, P=0.101)
・ 世帯的ピーナッツ消費量(Coefficient 0.733, P<0 .001="" p="">
多変量補正すると、世帯的ピーナッツ消費量のみが有意差残存

ベッド・ダストのピーナッツ蛋白の生物学的活性は、CD63+好塩基球の比率増加により確認され、これは1-10,000 ng/mlのピーナッツ蛋白濃度横断的にピーナッツアレルギー、アレルギー無しの子供横断的エビデンスであった。Veratox polyclonal peanut ELISA評価を広汎に用い、証明を強化している。


乳児が長く過ごすところで、飲食したり、食品を放置したりすることって、ピーナッツに限らず、好ましいことではないのかもしれない。

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