2013年4月19日金曜日

REFLUX ランダム化トライアル: 逆流性食道炎では腹腔鏡下噴門形成術が内服治療より改善良好、手術副作用も少ない


慢性胃食道逆流症(GORD) へのlaparoscopic fundoplication:腹腔鏡下噴門形成術の長期有効性

逆流性食道炎患者では腹腔鏡下噴門形成術が薬物治療より良好な改善を示し、合併症などは少なく、術後改善迅速

Minimal access surgery compared with medical management for gastro-oesophageal reflux disease: five year follow-up of a randomised controlled trial (REFLUX)
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f1908 (Published 18 April 2013)
Cite this as: BMJ 2013;346:f1908


5年までに、手術割り付け患者の63%(112/178)、薬物療法割り付けの13%(24/179)が噴門形成術(手術、薬物への患者選択で、手術 85(222/261)、薬物 3%(6/192))
5年時点での回答者のうち、逆流症薬剤投与必要なのは
手術割り付け 44%(56/127) vs 薬物療法割り付け 82%(98/119)


REFLUXスコアの差は、手術割り付け群が有意に良好 (平均差 8.5 (95% CI 3.9 〜 13.1)


SF-36 と EQ-5D スコアはともに手術が良好、しかし、5年時点で統計学的有意差とならず
噴門形成後手術後合併症は3%(12/364)で、wrapの最初値が必要な場合が多い、逆流関連手術必要となったのは4%(16)
長期嚥下障害、鼓腸、嘔吐不能は2群とも同様





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