2013年5月23日木曜日

【大腸ポリープ切除】Cold SNARE : 高周波電流を用いない方がパフォーマンス・出血リスク少ない

 電気凝固されるから、高周波電流を用いた切除法の方が良さそうだが・・・電気的組織損傷の方が影響大きいのだろうか?


Cold SNARE


高周波電流を使用せずポリペクトミースネアのみで大腸ポリープを除去するcold polypectomyだが、通常の高周波電流を使用したconventional polypectomyとこのcold polypectomyの有用性について比較検討報告。


Horiuchi A, Nakayama Y "Prospective randomized comparison of Cold SNARE polypectomy and conventional polypectomy for small colorectal polyps in patients receiving anticoagulation therapy" DDW 2013; Abstract 852.
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/DDW/39335  



抗凝固治療患者・小型大腸ポリープ切除に、Cold snare polypectomyが通常法よりパフォーマンス良好。切除時間短縮 (16 minutes versus 26 minutes,P<0 .0001="" p="">
さらに、直後出血が少なく( 5.7% vs 23%, p = 0.02)、遅延出血もない(p = 0.02)。

現行のガイドラインでは、抗凝固治療の一時的中止を推奨されているが、金属スネアを用いたポリープ切除では、electrocautery無し。粘膜下組織血管の損傷が生じるため、即時・遷延的出血が生じる可能性があるらしい。


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