2013年5月23日木曜日
H1N1模造人工的ナノ粒子:中和抗体効率的産生 ・・・ ユニバーサルワクチンへの一歩
Self-assembling influenza nanoparticle vaccines elicit broadly neutralizing H1N1 antibodies
Masaru Kanekiyo, et. al.
Nature (2013) doi:10.1038/nature12202
Published online 22 May 2013
主要な抗原蛋白の一つヘマグルチニン(HA)、天然球体集積を形成する鉄運搬蛋白であるフェリチンで、ナノ粒子 を作成した。HA-フェリチン複合体は、自動的に24ピースのフェリチン核と、8つの3ピースのHAスパイクが突出し、自然のHAスパイクに類似。
このナノ粒子により、従来のワクチンに比べ、抗インフルエンザ抗体を、マウスで34倍、フェレットで10倍産生。
1999 H1N1インフルエンザ株のHAを使ったナノ粒子であったが、他のH1N1種に対して防御効果有り、しかし、GILBERTは、N1からN17までの各タイプワクチンを作る必要があると述べている。
不完全だが、ユニバーサル・ワクチンへの一歩?
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