同じコロナウィルスであるのに、日本ではSARSほど騒がれてないが、ヒト・ヒト感染の可能性により、さすがに、関心が高まってるようで、テレビなどでも報道されている。
濃厚接触でヒト・ヒト感染も WHOが指摘
http://news24.jp/nnn/news89058180.html
フランス・パスツール研究所の検査確認感染症例調査を120接触で行い、5名の疑い例見つけ、4例検査陰性、1名の50歳齢に感染発見
WHOが、さらに、感染者への濃厚接触で2名がウィルス伝播可能性があると判断し証拠の追加として、ヒト・ヒト感染可能性表明報告となったようだ。
(http://www.who.int/csr/don/2013_05_12/en/index.html)
このウィルスは、SARSと同様重度呼吸器障害を生じるとともに、腎不全を発症する。ともにコウモリ寄生起源と考えられ、一般にはヒトに接触する機会は少ないはず。
不明なことが多く
・ウィルスreservoir動物は?
・重症・致命的肺炎に対する、軽症例発生例の実態
・高齢者に多く、合併症あるひとに多いのはなぜ?
・感染ルート:動物・接触感染・ヒト感染に関する
・いかにして、中東と他の地域にウィルスがひろがったか?
WHO Coronavirus infections (Gloval Alart and Response : GAR)
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/en/
CDC novel coronavirusサイト
http://www.cdc.gov/coronavirus/ncv/index.html
hCo-EMCの名称は、WHO、CDCとも使用してないようだが・・・メディアはhCo-EMC名称が多い。
パスツール研究所って唯我独尊的なところだから以前の指摘は無視?
SARS様新規ウィルスのヒトヒト感染の可能性 H25/02/13
このウィルスの受容体がDPP4ということも興味を引く
hCoV-EMCの機能的受容体が、DPP4(CD26)であり、DPP4は特異的に、hCoV-EMC spike protenのS1ドメイン結合する。具体的には、非感受性COS-7細胞にヒト・こうもりDPP4を発現させると、hCo-EMC感染が成立する。Dipeptidyl peptidase 4 is a functional receptor for the emerging human coronavirus-EMC.
病態・疫学上の理解に寄与し、治療介入への可能性あり
Nature. 2013 Mar 14;495(7440):251-4. doi: 10.1038/nature12005.
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