高齢者において、心房細動発症は、その後、認知機能低下急激となる。
塞栓性梗塞が検出される形で発症せず、認知機能の問題として発症するという説明と、脳での低血液還流量という共通した病因があるのではないかという説明がなされている。
Atrial fibrillation and cognitive decline
A longitudinal cohort studyEvan L. Thacker, et. al.
Neurology Published online before print June 5, 2013, doi: 10.1212/WNL.0b013e31829a33d1
Cardiovascular Health Studyの長軸解析、住民ベース65歳以上
メインアウトカムは、9回まで年次施行の100ポイント修正MMSE平均スコア減少
被験者 5,150名解析、552(10.7%)心房細動発症(フォローアップ平均7年間中)
平均3MSEスコアは、心房細動発症後、心房細動発症無しに比べ、急激に減少
例えば、3MSEスコア平均で、80歳から85歳までの5年間で、心房細動病歴無し群では、 - 6.4点 (95% 信頼区間 [CI], - 7.0 〜 -5.9)に対し、心房細動発症群では -10.3点 (95% CI, -11.8 〜 -8.9)、その差は、 -3.9点(95% CI, - 5.3 〜 -2.5)
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