2013年6月9日日曜日

【認知療法】性的暴力後の心理療法は個別治療よりグループ治療の方が有効


性的暴力生存者は、うつ、不安、PTSD高率
低所得国家であるコンゴでの研究で、個別治療よりグループ治療でPTSD症状・不安/うつ組み合わせ、機能回復改善


Controlled Trial of Psychotherapy for Congolese Survivors of Sexual Violence
Judith K. Bass, et. al.
N Engl J Med 2013; 368:2182-2191June 6, 2013
DOI: 10.1056/NEJMoa1211853

PTSD徴候高レベルとうつ・不安を有する、コンゴ民主共和国のトライアル、16村で認知プロセシング治療  (個別セッション1 と グループセッション 11 ) or 個別サポート

1つの村では、心理社会的アシスタントのコンペンテンシー による除外の結果、7つの村で治療施行(157名)、8つは個別治療サポート(248名)
うつ・不安組み合わせ評価 (Hopkins Symptom Checklist [range 0-3]、PTSD症状 [range 0-3]、機能的改善 [平均スコア 20 [range 0-4]) をベースライン、治療終了時点、治療終了6ヶ月で評価




全ての評価を行ったのは、 治療群 65%、個別サポート 52%


うつ・不安組み合わせ平均スコアは、個別治療で改善 (ベースライン 2.2 、治療終了直後 1.7 、 6ヶ月治療後 1.5)
しかし、治療群では有意改善(ベースライン 2.0、治療直後 0.8、6ヶ月後 0.6)
(P<0 .001="" all="" comparisons="" for="" p="">
同様パターンがPTSD、機能障害で観察

治療6ヶ月後、 治療群 9%、個別治療 42%がうつ、不安クライテリア合致 (p < 0.001(、同様結果が PTSDで見られる。

同じ状況の人たちと語り合うだけでも効果有るのかもしれない

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