2013年7月11日木曜日

自閉症リスク特異性99%を超える初めての臨床的バイオマーカー発見

母体の自己抗体が自閉症例として1/4の鍵を握る・・・という報告。





 自閉症スペクトラム疾患(ASDs)は、大元は神経発達障害であり、米国内では推定88名に1人が罹患している。以前は、胎児脳膠原認識するASD特異的母体自己抗体が記載され、さらに、LDH AとB、cypin、ストレス誘導リン酸蛋白1(STIP1)、collapsin response mediator protein 1 と 2 (CRMP1、CRMP2)、7つの母体自己抗体関連(MAR ; maternal autoantibody-related)自閉症に関して筆者等は記載。

 特異的抗原組み合わせへの独占的反応性が、ASD小児の母23%に見られるが、対照では1%のみ

LDH、STIP1、CRMP1、and/or cypinへの特異的反応を有する母をもつASD小児 では、これら抗体をもたない母のASD子供比較で、ステレオタイプ行為が多い (7% vs 対照 0% ; P<0 .0002="" 1.45="" 24.2="" nbsp="" p="">
自閉症リスク特異性99%を超える初めての臨床的バイオマーカー発見


Primary source:
Braunschweig D, et al "Autism-specific maternal autoantibodies recognize critical proteins in developing brain" Transl Psychiatry 2013; 3(e277).

Additional source: Bauman MD, et al "Maternal antibodies from mothers of children with autism alter brain growth and social behavior development in the rhesus monkey" Transl Psychiatry 2013; 3(e278).



 学生の時のフィールドとして初めてふれた疾患が自閉症だった。そのときの指導してくれた先生は心理学の先生だったが、「自閉症は心理的状態ではなく疾患がメインストリーム」と印象をもってると語ってくれた。・・・個人的に感慨深い報告。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note