2013年7月5日金曜日

SLE:低ビタミンD患者へのビタミン剤補充 ・・・ 疾患活動性・蛋白尿関連指標改善

ビタミンDと免疫系の関連性機序的は以前から話題になっているが、実際の疾患でのそのインパクト・・・ 疾患活動性を治癒的に改善するほどではないが、補完治療としては意味はありそう。

活動性スコア 21%ほど改善し、 蛋白尿と関連する臨床指標を15%ほど改善する

Vitamin D in Systemic Lupus Erythematosus: Modest Association With Disease Activity and the Urine Protein-to-Creatinine Ratio
Michelle Petri1, et. al.
Arthritis & Rheumatism   Volume 65, Issue 7, pages 1865–1871, July 2013

SLE患者でのビタミンD濃度増加が疾患活動性改善と関連するかの検討

25−OH D3< 40 ng/ml低値 総数 1006名のSLE患者患
ビタミンD2 50,000 unit 週投与 + カルシウムビタミンD3 1日2回投与

SLE患者特性: 女性 91%、 平均年齢 49.6歳、 白人 54%、 アフリカ系アメリカ人 37%、他 8%
25(OH)D  40 ng/ml未満患者において、 25(OH)D 20-unit 増加毎、「Safety of Estrogens in Lupus Erythematosus National Assessment (SELENA) version of the Systemic Lupus Erythematosus Disease Activity Index (SLEDAI)」 22の減少を認めた (  95% 信頼区間 (95% CI], - 0.41, - 0.01)  p=0.032


これは、SELENA-SLEDAI 5以上症例オッズ 21%減少に相当。


平均尿中蛋白/Cr比は2% ( 95% CI -0.03, -0.01)減少 p = 0.0001
これは、15%減少症例オッズ15%(95% CI 2.27減少に相当


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