2013年8月3日土曜日

ドライアイ症状と疼痛感度の関連性 ・・・ ドライアイは、疼痛閾値を下げ、対疼痛耐性減弱

疼痛感度高く、疼痛耐用性が少ないこととは、涙液不足重症度、細胞ダメージ、心理的要素に加えドライアイ症状(DED)は相関する。
OED症状管理は複雑で、医師たちは眼の症状だけでなく、ホリスティックな面を考慮しなければならない。


Relationship Between Dry Eye Symptoms and Pain Sensitivity
Jelle Vehof, et. al.
JAMA Ophthalmol. 2013;():-. doi:10.1001/jamaophthalmol.2013.4399.

女性双生児1635名(20-83歳)住民ベースの横断研究
ドライアイの診断は、(1)医師によるDED診断、(2) 人工涙液処方、and/or (3)3ヶ月以上のドライアイ症状
Ocular Surface Disease Index (OSDI) アンケート689名
前腕熱刺激定量的感覚検査にて、疼痛感度 (heat pain threshold [HPT]) と疼痛耐用性 (heat pain suprathreshold [HPST])評価。

1622名中、438名(27.0%)をDEDとカテゴライズ

DED女性はHPT、HPST低下有意(p = 0.03、 0.003)。故に、DED女性はDEDの無い女性に比べ疼痛感度が高い。

OSDI上の疼痛症状と、HPT・HPSTの強い相関性あり (HPT:P = .008 、HPST:P = .003 )

加えて、中央値未満HPT被験者では、中央値以上被験者に比べ、2倍ほどDED疼痛症状を有する  (31.2% vs 20.5%;  オッズ比, 1.76; 95% CI, 1.15-2.71; P = .01)


そういえば、そうですね。ドライアイと肩こり・頸部痛の訴え同居することが多いような気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note