このcolouredって意味合いは、有色人種という意味合いではないらしい、アフリカ系黒人と欧州系白人の混血という意味合いのようだ。
Differences among the coloured, white, black, and other South African populations in smoking-attributed mortality at ages 35—74 years: a case-control study of 481 640 deaths
The Lancet, Volume 382, Issue 9893, Pages 685 - 693, 24 August 2013
【背景】現行喫煙パターンの結果的影響はアフリカではまだ観察されてない。しかし、南アフリカでは、coloured男女(黒人・白人混血)ともここ数十年喫煙が進んでいる。coloured、白人、黒人(アフリカ系)での死亡率評価
【研究方法】 症例対照研究、南アフリカ死亡統計 481,640(35−74歳、1999-2007年)、年齢、性別、住民グループ、教育、喫煙5年前まで(yes/no回答)、基礎疾患情報を含む
症例は喫煙関連とされる疾患原因死亡
対照は選別された他疾患(除外としてはHIV、肝硬変、未知疾患、外因死、精神疾患)
疾患特異的症例対照比較は喫煙関連相対リスクを計算 (RRs; 喫煙既往・非喫煙者混合のため影響希釈)
これらRRsは、国内死亡率と組み合わせ、喫煙寄与死亡率を求める
合計にて、総死亡率における相対リスクと喫煙寄与数を求める
These RRs, when combined with national mortality rates, yielded
【結果】 colored populationにて、喫煙頻度は男女とも高く、喫煙既往・非喫煙者より喫煙者で総死亡率約50%高い (男性, RR 1·55, 95% CI 1·43—1·67; 女性, 1·49, 1·38—1·60)
RRsは、白人では同様(男性, 1·37, 1·29—1·46; 女性, 1·51, 1·40—1·62)だが、アフリカ系では少ない (男性, 1·17, 1·15—1·19; 女性, 1·16, 1·13—1·20)
これらの相関がほぼ原因的であると仮定するなら、死亡全ての喫煙寄与比率は、
男性 35−74歳 colored 27% (5608/20 767) 、白人 14% (3913/28 951) 、 アフリカ系 8% (20 398/264 011)
女性に関しては、coloured 17% (2728/15 593) 、 白人 12% (2084/17 899)、 アフリカ系 2% (4038/205 623)
国内死亡率でも、colouredは白人より死亡率高く、colouredの喫煙ハザードは白人の2倍を超える
【結論】
肌の色のちがいでみる喫煙寄与死亡率最高はcolouredで、アフリカ系が最も少ない。
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