2013年9月12日木曜日
ASTONAUT研究事前層別化サブ解析:非糖尿病存在下駆出率低下型心不全入院:ラジレスは重大イベント減少、バイオマーカー改善
ゼチーアと同様、がっかり薬剤のアリスキレンという個人的イメージだが、臨床的アウトカムに関する改善が糖尿病存在せずという条件下で認められた。
駆出率低下型心不全による入院となった非糖尿病患者(n=953)では、耐用性良好で、退院後アウトカムとバイオマーカー特性改善効果を示すという、ASTRONAUT事前層別化サブ解析
エンドポイントは、心血管死・心不全入院6ヶ月内、12ヶ月内イベント
バイオマーカーはNT-proBNPなど
Effect of aliskiren on post-discharge outcomes among diabetic and non-diabetic patients hospitalized for heart failure: insights from the ASTRONAUT trial
Eur Heart J (2013) doi: 10.1093/eurheartj/eht342 First published online: September 2, 2013
アリスキレンの心血管死亡・心不全入院6ヶ月内イベントは、ベースラインの糖尿病有無で有意に影響されず (P = 0.08 for interaction)。12ヶ月時点では統計学的有意に到達r (non-DM: HR: 0.80, 95% CI: 0.64–0.99; DM: HR: 1.16, 95% CI: 0.91–1.47; P = 0.03 for interaction)
12ヶ月時点での全原因死亡率リスクは、アリスキレンにより、糖尿病存在下で有意に異なる (non-DM: HR: 0.69, 95% CI: 0.50–0.94; DM: HR: 1.64, 95% CI: 1.15–2.33; P < 0.01 for interaction)
非糖尿病状態では、アリスキレンはプラシーボ比較で6ヶ月後NT-proBNP、12ヶ月後血中トロポニン I、アルドステロン減少。
糖尿病患者では、アリスキレンは血中トロポニンIとアルドステロンをプラシーボ比較で1ヶ月時点後のみ減少。6ヶ月以上だと血中カリウム 6mmol/L以上となるリスクがアリスキレンにより糖尿病存在で増加する
Among diabetic patients, aliskiren reduced plasma troponin I and aldosterone rela (non-DM: HR: 1.17, 95% CI: 0.71–1.93; DM: HR: 2.39, 95% CI: 1.30–4.42; P = 0.07 for interaction)
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