2013年9月12日木曜日
システマティック・レビュー、メタアナリシス:深部静脈血栓二次予防:抗凝固・抗血小板
Efficacy and safety outcomes of oral anticoagulants and antiplatelet drugs in the secondary prevention of venous thromboembolism: systematic review and network meta-analysis
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f5133 (Published 30 August 2013)
Cite this as: BMJ 2013;347:f5133
【目的】静脈血栓塞栓二次予防のための種々経口抗凝固薬の有効性安全性要約比較T (dabigatran, rivaroxaban, apixaban, and vitamin K antagonists) and antiplatelet agents (acetylsalicylic acid)
【研究デザイン】 Systematic review and network meta-analysis.
【データベース】 Medline (1950 to present)、Embase (1980 to present)、Cochrane Register of Controlled Trials using the OVID interfaceからデータ収集と、手作業による直近のジャーナル
【レビュー方法】 静脈血栓塞栓二次予防のための抗凝固薬、抗血小板薬、プラシーボ・観察研究
再発性静脈血栓塞栓および重大出血を選択アウトカムとする
2名のレビューアが独立して標準化形態にて外部データ抽出
【結果】研究参照クライテリア合致12 論文、有効性評価 11,999名、 安全性評価 12,167名
全治療で、再発性静脈血栓塞栓リスク減少
プラシーボ、観察比較で、ビタミンk拮抗剤・標準化補正投与量(目標INR 2.0-3.0)にて、リスク差最も大きく (odds ratio 0.07; 95% 信頼区間l 0.03 to 0.15)、アセチルサリチル酸が最もその差が小さい (0.65; 0.39 to 1.03)
出血リスクはビタミンK拮抗剤・標準化投与量で、プラシーボ・観察対照比較で高く (5.24; 1.78 to 18.25)
致死的再発性静脈血栓塞栓及び致死的出血は稀。
詳細化サブグループ、個別患者レベルのデータは参照できず
【結論】
この解析で検討された全ての抗凝固薬・抗血小板剤は、プラシーボ・観察対象に比べ、静脈塞栓血栓症の再発減少
しかし、アセチルサリチル酸はそのリスク減少効果最も少ない。
標準補正投与・ビタミンK拮抗剤は、再発性血栓塞栓リスク減少最も効果があるが、重大出血リスクも又最も高い。
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