2013年10月3日木曜日

降圧剤ARBはがん治療補助的役割がある? :solid stress改善性に働く

がん治療の時、降圧剤であるARB(ここでは、ロサルタン;ニューロタンなど)が補助的に働く可能性
がん細胞や間質細胞は、腫瘍血管を圧迫するsolid stressという外的物理的・力として働く。腫瘍間質マトリックスもまたsolid stressとして、hyaluronanがプライマリなマトリックス分子として、膨張し、血管圧迫に関与する。hyaluronanがコラーゲン豊富な腫瘍血管のみを圧迫し、コラーゲンとhyaluronanが腫瘍血管をdecompresssさせるターゲットとなることを意味する。
angiotensi抑制剤、この場合はロサルタンが、間質コラーゲン、ヒアルロン酸産生を抑え、TGF-β1、CCN2、ET-1というprofibrotic signalの発現を抑制し、angiotensi-II受容体-1抑制のダウンストリームを減少させ、solid stressを減少させ、血管還流増加をもたらす。この生理機序により、ロサルタンは、腫瘍への薬剤・酸素供給を改善し、化学療法効果促進、乳がん、膵がんモデルの低酸素減少を改善する。

Angiotensin inhibition enhances drug delivery and potentiates chemotherapy by decompressing tumour blood vessels
Vikash P. Chauhan,  et. al.
Nature Communications 4, Article number: 2516 doi:10.1038/ncomms3516
Received 05 July 2013 Accepted 29 August 2013 Published 01 October 2013

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