Long-Term Cognitive Impairment after Critical Illness
P.P. Pandharipande, et. al.
for the BRAIN-ICU Study Investigators
N Engl J Med 2013; 369:1306-1316
October 3, 2013
DOI: 10.1056/NEJMoa1301372
登録検討 821名のうち、ベースラインでの認知機能異常 6%、 入院期間でのせん妄発生 74%。
3ヶ月時点で、全般的認知機能スコア(中等度頭部外傷後障害患者のスコアと同等) 一般住民の1.5SD未満は40%
一般住民2SD未満のスコア(軽度アルツハイマー病患者のスコアと同等)は26%
全患者のうち、12ヶ月時点での評価で、高齢、若年を含め、中等度頭部外傷後スコア同等 34%、 軽度アルツハイマー病患者相当は 24%存在。
せん妄期間が長いことが、3ヶ月、12ヶ月後の全般認知機能と独立して相関する( p = 0.001、 p=0.004)
そして、遂行機能障害と関連する (P=0.004 and P=0.007).
鎮静剤、鎮痛剤使用は、必ずしも、3ヶ月後、12ヶ月後の認知機能障害と相関せず
呼吸不全、心原性ショックは脳血流などの問題、敗血症は生体反応による組織障害の問題など、特に、敗血症はせん妄が長期出現し、認知機能への問題と関連することが示唆される。また、鎮静剤使用も関与していると考えられるが、検討では相関性が見られなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿