2013年10月16日水曜日

FREEDOMトライアル:糖尿病・多枝冠動脈疾患PCI vs CABGのQOL、若干手術優位・・・繰り返さざる得ない再建術のため 

FREEDOM Trial にて糖尿病患者と冠動脈多枝疾患患者において、薬剤溶出ステントPCI(経皮的冠動脈インターベンション)と比較して、5年後、CABG(冠動脈バイパス)手術の結果死亡率減少・心筋梗塞減少効果が示されたが、卒中リスクを高めたという報告。これは、PCIも、CABGも、糖尿病・冠動脈多枝血管病変患者のQOL劇的改善していた。

あらためて、QOL評価比較。

QOL改善はPCI群が急激だが、2年後はCABG群が若干優位。PCIよりCABG手術で、中程度期間健康状態・QOLで良好となった。これは、PCIの方が、血管再建繰り返しとなることが多いためと考えられた。


Quality of Life After PCI vs CABG Among Patients With Diabetes and Multivessel Coronary Artery Disease
A Randomized Clinical Trial

FREEDOM Trial Investigators
Mouin S. Abdallah,  et. al.
JAMA. 2013;310(15):1581-1590. doi:10.1001/jama.2013.279208.


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