これの基づき様々な健康施策などなされている現状、調査対象者たちの実態と異なる報告により誤った解釈や施策誘導がなされている可能性がある。
"Validity of U.S. nutritional surveillance: National Health and Nutrition Examination survey caloric energy intake data, 1971–2010"
Archer E, et al
PLoS One 2013; DOI: 10.1371/journal.pone.0076632.
自己記憶に基づく報告、reported energy intake (rEI) 、すなわち、報告されたエネルギー摂取量(日本向けにはカロリー摂取量となるだろうか)と、推定基礎代謝率(BMR)値の比率、すなわち、rEI/BMRは男女それぞれ 1.31 (95% CI: 1.30 - 1.32 )、1.19 ( 1.18 - 1.20)米国男女(20−74歳) rEI/BMR > 1.35 というインチキ報告と推定される比率
男女記憶に基づく不一致率は1日あたり−281、−365 kcal( 95% CI: - 299 〜 - 265、 -378 〜 - 351)
上記ごとく、カロリー摂取過少申告明らか
もっとも大きい不一致率は、肥満者(BMI 30以上)のそれで、 男女 それぞれ、 - 716 、 −855 kcal/日
39年間に及ぶNHANESの歴史において、reported energy intake (rEI) は、回答率女性67.3%、男性 58.7%で、生理学的に考慮すれば、信用できないデータである。測定法改善されたNHAES II以降、過少申告は軽度減少し、rEI人為的増加はあるが、その後の調査の信頼性改善は微々たるもの。
上記結果以外に、調査法の限界もあり、米国栄養調査に関するこういう手法では、カロリー摂取に関する住民傾向推能力や経験的サポートによる食に関する健康問題公衆衛生施策作成に関して極めて限界がある。
日本のはもっとあやしぃ
【国民健康・栄養調査】
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/gaiyo/k-eisei.html
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