2013年10月29日火曜日

高リスク・頭蓋内動脈狭窄再発予防トライアル SAMMPRIS:ステントより積極的内服治療の有意性明らか

頭蓋内動脈狭窄再発性予防のためのステントと積極的内服治療比較研究(the Stenting and Aggressive Medical Management for Preventing Recurrent stroke Study)の速報では、30日目で二、14.7% vs 5.8%と死亡率がステント群で高い結果であったが、長期ベネフィットに関しては不明であった。


Aggressive medical treatment with or without stenting in high-risk patients with intracranial artery stenosis (SAMMPRIS): the final results of a randomised trial
Colin P Derdeyn et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 26 October 2013doi:10.1016/S0140-6736(13)

フォローアップ期間中央値 32.4ヶ月


プライマリエンドポイント< 登録後30日内の卒中あるいは死亡、登録後30日を超えての動脈評価領域での虚血性卒中、フォロアップ期間血管再検後30日内の卒中・死亡のいずれか>到達:
内服治療群 34/227 (15%) vs  ステント群 52/224 (23%)


プライマリエンドポイントの累積確率は、内服群において、経皮的血管内腔血管再検・ステント挿入(PTAS)比較すると、小さい(p = 0.0252)


30日間超過すると、プライマリエンドポイントは、内服群 21/210 (10%) vs PTAS群 19/191(10%)


プライマリエンドポイントの2群間絶対的差は1年時点 7.1% (95% CI, 0.2 to 13.8% ; p = 0.0428)、2年時点 6.5%( -0.5 to 13.5% ; p=0.07)、3年時点で 9.0% (95% CI, 1.5 to 16.5; p=0.0193)


フォローアップ中副作用再発率はPTAS群で多い;卒中 26%(59/224) vs 19% (42/227) p = 0.0468、 重大出血 13%(29/224) vs 4%( 10/227 ) p=0.0009

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