単剤では共に脂質特性改善薬剤だが、それが組み合わさると、脂質特性悪化をもたらすという奇異的現象が、後顧的解析で判明した。
Paradoxical Reduction in HDL-C with Fenofibrate and Thiazolidinedione Therapy In Type 2 Diabetes: the ACCORD Lipid Trial
Peter E. Linz, et. al.
Diabetes Care December 2, 2013
ACCORD-Lipidトライアルで、フェノフィブラートとTZD併用治療で、特定の症例で、極端なHDL血症が生じる。
フェノフィブラート:10.1%、 プラシーボ 4.9%
フェノフィブラート+TZD ランダム割り付け48ヶ月後:7.0% 、プラシーボ 2.2%
薬剤クラスの問題なのか、特定薬剤の問題なのかどうかは書かれてない。そして、プライマリアウトカムに関連しない報告であり、偶発的な所見であり、普遍的現象でない可能性がある。
さしあたり、後顧的でよいので、アクトス+フィブラート類を多く処方・利用している施設において、早速検討をしていただきたい。私は、どちらも非消極的なので症例数が少ない。
さしあたり、後顧的でよいので、アクトス+フィブラート類を多く処方・利用している施設において、早速検討をしていただきたい。私は、どちらも非消極的なので症例数が少ない。
0 件のコメント:
コメントを投稿