トマト、リコピンの話だが、ダイエットの話ではない。乳がんとの関連性の話。
体型により、食事の種類とがんリスクに影響を及ぼすわけで、寄与要素は単純ではなさそう
乳がん高リスク閉経女性で、トマトを豊富な生活を続けると、10週間で血中アディポネクチン濃度に影響もたらす。ブドウ糖ホメオスタシス、脂肪酸代謝に影響を与える可能性。
17研究のメタアナリシス(Liu L-Y, Wang M, Ma Z-B, Yu L-X, Zhang Q, et al. (2013) The Role of Adiponectin in Breast Cancer: A Meta-Analysis. PLoS ONE 8(8): e73183. )で、閉経後女性の乳がんリスク低下を示す。
アディポネクチンと乳がん
(結論に反する研究が1つあるようだけど・・・)
もう一つの研究
やせ・非肥満女性では、大豆へスイッチ介入(10週間)を行い、その後、血中レプチン 減少(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, published online Dec. 18.)。トマト介入期間中のアディポネクチンは増加するが、トマト成分のリコピンや他のphytonutrientがインスリン感受性改善し、乳がんリスクを減少する可能性がある。
年齢平均57.2歳、BMI 30の70名女性への26週間2アーム縦断的交叉トライア
介入は:10週間トマト豊富な食事(1日リコピン25mg以上)、対照期間は、大豆ベース(トマト無し)(大豆蛋白 40g以上)の同じく10週間、washoutは2週間設定
血中アディポネクチン、血中レプチン、アディポネクチン/レプチン(A/L)比を比較
・大豆介入期間中、アディポネクチンは全体的に減少 (0.91, 95% CI 0.84-0.97)、非肥満女性で大幅減少 (0.89, 95% CI 0.81-0.98)
・全体評価では、レプチンあるいはA/L比は介入後有意な変化認めず、しかし、非肥満女性では血中レプチン18%減少を認める (0.82, 95% CI 0.68-0.99)
・トマト介入期間中、全女性のアディポネクチン濃度増加 (1.09; 95% CI 1.00-1.18)、非肥満女性で最も効果的(1.13, 95% CI 1.02-1.25)
トマトって、基本、夏野菜だとおもうんだけど・・・
リコピン含有量は「水分を除いた成分の約0.2%」とわかりにくい
水分はどの程度なのだろう・・・水分比率90%だそうで・・・
となると、トマトでリコピン 25mg摂取のためには、トマト全部で125g必要ってことになる。
私の愛用トマトジュース・・・1缶で 10mgでも、足りず、3缶飲まないといけない・・・金がぁかかるぅ・・・
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