2014年1月17日金曜日

心筋損傷への生分解性微小粒子注入治療

オーストラリアの科学者たちからの心臓発作後の心臓ダメージ軽減のためのimmune-modifying microparticles (IMPs)を用いた新手法を報告

単核球誘導炎症性エフェクター細胞が無数の炎症性疾患の病態に重要な働きをするが、これへの特異的調整治療オプションはなかった。心筋ダメージは、炎症細胞が、阻血・低酸素部位集中する。生(物)分解性微小粒子注入後、心臓病変のサイズは50%に半減する。poly (lactic-co-glycolic) acid(PLGA) microparticleを用い、炎症性単核球にて細胞死をクリーンアップし生存細胞を傷つける酵素や化学物質を除去する。ダメージ細胞に結合する微小粒子は、炎症性単核球と結合し、脾臓へ運ばれ、処理される。
polyはFDAに承認済み。

NANOBIOLOGY
Therapeutic Inflammatory Monocyte Modulation Using Immune-Modifying Microparticles
Sci Transl Med 15 January 2014: 
Vol. 6, Issue 219, p. 219ra7 
Sci. Transl. Med. DOI: 10.1126/scitranslmed.3007563


0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note