2014年2月3日月曜日

システマティック・レビュー&メタアナリシス:ビスフォスフォネート骨壊死リスク

顎(骨)骨壊死
http://www.jsoms.or.jp/pdf2/bone_bisphos.pdf

これだと、「ビスフォスフォネート製剤注射による顎骨壊死は、米国では0.8%〜12%。欧州では、10万人対95、経口では、米国10万人対 0.7件、欧州1件未満」と書かれており、ビスフォスネート注が特に注意必要なのは確かなようだ。


以下のシステマティック・レビュー&メタアナリシスを名乗る報告では、「相対頻度での評価だが、発症率として、0.17%(95% CI, 0.16% - 0.18%) 程度」、臨床遭遇頻度としては稀だが、処方機会回数から考えれば、遭遇してもおかしくない頻度。



Risk of osteonecrosis in patients taking bisphosphonates for prevention of osteoporosis: a systematic review and meta-analysis
Osteoporosis International , Dec. 2013, S. H. Lee , et. al.
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00198-013-2575-3
12研究、症例 2,652、対照 1,571,997 
ビスフォスフォネート使用は、有意に、ONJ(oseteonecrosis of Jaw:顎骨骨壊死)あるいはON(骨壊死)と関連する(オッズ比 [OR], 2.32; 95 % CI, 1.38 - 3.91; 2 = 91%)

補正後、 推定要約OR  2.91 (95% CI, 1.62 - 5.22)

顎骨壊死は、他の骨壊死より、より高リスク (OR 2.57; 95 % CI 1.37–4.84; I 2 = 92.2 % vs. OR 1.79; 95 % CI 0.71–4.47; 2  = 83.3 %)

メタアナリシス解析では、heterogeneityに関し、デザイン特性やアウトカム源認めず。


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