Comparative community burden and severity of seasonal and pandemic influenza: results of the Flu Watch cohort study
The Lancet Respiratory Medicine, Early Online Publication, 17 March 2014
背景
感染リスク、感染時症状、疾患重症度、コンサルテーション回数を含め、住民のインフルエンザへの影響評価が、将来のコントロール・予防情報のために必要。季節性・パンデミックインフルエンザのコミュニティーバーデンや重症度を、異なる年齢群毎、研究年、比較、そして、従来のサーベイランスがこの領域で過小票アしている部分について考察を追加。
方法
プレシーズン、ポストシーズン血清診断、週報、鼻ぬぐい液RP-PCR同定インフルエンザで、季節性・パンデミックインフルエンザを5連続コホートで施行 (England 2006—11; 5448 person-seasons' follow-up).
結果
ウィルス種特異的血清診断4倍抗体をベースに判断すると、非ワクチン接種者においては、毎冬 18%(95% CI, 16-22%)罹患。
これら感染者のうち、ヒト・インフルエンザ季節100人・季節毎、69、インフルエンザ非感染100人・季節では44。
感染時年齢補正寄与疾患比率が100人季節23(13−34)であることは、多くのインフルエンザ感染が無症状デ有ることを意味する。
血清学上確認感染者全例の25%(18-35)で、PCR確認疾患。PCR確認の17%(10−26)が医療機関受診の病態。
これらの状況からは、パンデミックと季節性インフルエンザ比較上有意な差はない。PCR確認診断のうち、2009パンデミックウィルス種感染事例では、季節性H3N2感染に比べ、より極端に重症症状が少ない。
解釈
季節性インフルエンザ・2009パンデミックインフルエンザの特性は、無症状感染率が同程度で、多くの有症状例は自己管理し、両機関受診無かった。コミュニティーにおいて、2009パンデミックは、季節性より軽症であった。
インフルエンザ疫学を医療機関データだけに頼るのは無理がある
臨床症状無しのインフルエンザが高頻度ということは、軽症・無症状インフルエンザ感染が伝播に関わる
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