2014年3月19日水曜日

急性冠症候群性差:女性は検査・治療機会逸することが多い

急性冠症候群(ACS)後死の男女差、特に若年ほど大きい。この性差を医療機関受診アクセスの差として評価。

急性冠症候群救急受診若年者は、心電図をタイムリーに受けることが少なく、結果、血栓溶解療法適切に受ける機会を逸している。特に、STEMI比率は女性で少なく、その機会を逃すことが多い。


Sex-related differences in access to care among patients with premature acute coronary syndrome
Roxanne Pelletier et. al.
CMAJ March 17, 2014 cmaj.131450
http://www.cmaj.ca/content/early/2014/03/17/cmaj.131450.full.pdf+html

GENESIS-PRAXYコホート、1123名(18-55歳)
アウトカム測定は、ドア−心電図時間、心臓カテーテル施行比率、細管流・非プライマリPCI


女性は男性より、心電図ベンチマーク時間内の施行数少ない(10分内: 29% vs38%、 P = 0.02)、さらに、フィブリン溶解ベンチマーク内時間(30分: 32% vs 57%  P = 0.01)


ST上昇型心筋梗塞(STEMI)比率は男性より女性で少ない(83% vs 91% P=0.01)

非ST上昇型心筋梗塞や不安定狭心症女性は、男性より、非プライマリPCI施行率低い (48% vs 66% P < 0.001)

Timeliness and Use of Procedures in ACS Men and Women
VariableWomenMenp
Median door-to-ECG time (min)2115<0 .001="" td="">
Median door-to-needle time (min)36280.02
Median door-to-balloon time (min)196930.7
Use of cardiac catheterization in non-STEMI (%)88880.9
Use of reperfusion in STEMI (%)83910.01
Use of nonprimary PCI in non-STEMI/unstable angina4866<0 .001="" td="">
http://www.medscape.com/viewarticle/822147


医療機関へのアクセス状況不良なのは、不安、リスク要素数が多いこと、胸痛存在しないことが要素。性差関連要素は、パーソナリティー特性、ハウスワークのresponsibilityによる。



0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note