関節リウマチ(RA)全員に共通した話ではなく、一部のはなしではあるが、Pg抗体陽性はRAで多く、その反応の高さが、診断・活動性マーカー、活動性、治療反応性とも関連するという
Clinical correlations with Porphyromonas gingivalis antibody responses in patients with early rheumatoid arthritis Sheila L Arvikar et. al.
Arthritis Research & Therapy 2013, 15:R109 doi:10.1186/ar4289
関節リウマチ患者において、歯周病の主要病原菌であるPorphyromonas gingivalis (Pg)、この抗体が多く見つかっている。しかし、一般的にこれら疾患の病歴は長く、臨床的関連性一致の報告無かった。DMARD治療前・後の早期RA患者のPg抗体反応性と臨床所見の関連性検討
50名のDMARD naiveな関節リウマチ患者
Pgに対するIG抗体陽性
早期RA患者50例中17(34%)
晩期RA患者43例中13(30%)
RA患者では健康入院者や血液バンクドナーよりPg抗体反応 有意に高値 (P<0.0001)
加えて、RA患者は、他の結合式疾患患者より抗体高値 反応(P=0.01)
ただ、CTD患者は健康被験者よりPg藩王高い傾向にある(P=0.07)
Pg抗体陰性患者に比較して、早期RA・Pg陽性では、抗CCP抗体高値 例が多く(P=0.03)、抗Pg抗体は直接抗CCP抗体値と相関する(P<0 .01="" p="">
さらに、研究登録時、Pg抗体陽性群はリウマチ因子値高く(P=0.04)そして、ESR高値 (P=0.05)。そして、高度疾患活動性スコア(Disease Activity Score based on 28-joint count (DAS28)-ESR and Clinical Disease Activity Index) and more functional impairment (Health Assessment Questionnaire)傾向 (P = 0.05)
Pg陽性患者では、DMARD治療12ヶ月後でも疾患活動性高い0>
P. gingivalisは、peptidylarginine deiminase (PAD) enzymeとして知られるprokaryote(原核生物)で、蛋白をシトルリン化し、ACPA(抗シトルリン化蛋白抗体産生で役割を果たす。アルギニン残渣をcatalyzeし、シトルリンと換え、免疫系に影響を与える可能性がある。
RAの3/4に、HRCT上病変がみられることから、肺から炎症がスタートしているのではないかと仮説をもつグループ、腸管に原因をもとめるもの・・・
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