精神疾患治療として、抗精神薬使用、例えば、クロザピン(クロザリル)やリスペリドン(リスパダール)などを使用すると、暴力犯罪にコミットする可能性を半減できるという報告
Antipsychotics, mood stabilisers, and risk of violent crime
Seena Fazel et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 8 May 2014
スウェーデン国内登録研究(82547名の向精神薬、気分安定薬剤処方患者)
プライマリアウトカムは、暴力犯罪発生
2006—09,年、スウェーデン 向精神薬、気分安定剤処方40 937 名男性
うち、2657 (6·5%)は暴力犯罪有罪とされた。
同時期、女性では41,710が処方され、暴力犯罪有罪は604名(1.4%)
薬物なしの被験者期間に比べ、抗精神薬風用患者では、暴力犯罪は 45%減少 (hazard ratio [HR] 0·55, 95% CI 0·47—0·64) 、気分調整系薬剤では 24% 減少(0·76, 0·62—0·93)
しかし、診断により潜在的に重要な差を認め、気分調整剤は、双極性障害患者では、暴力犯罪率減少と関連した。
様々なアウトカム(犯罪種類、薬剤関連犯罪、重要性軽度な犯罪、暴力逮捕)設定での感度分析にて22%〜29%の 向精神薬暴力犯罪率減少を確認。そして、薬剤投与量多いほどその減少効果ありも感度分析で確認。
暴力犯罪著明減少がdepot medication記録された場合に見られる (HR adjusted for concomitant oral medications 0·60, 95% CI 0·39—0·92)
2014年5月8日木曜日
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