2014年5月8日木曜日
CODEX指数:COPD急性増悪退院後3ヶ月、1年後指標として最優秀
Short- and Medium-term Prognosis in Patients Hospitalized for COPD Exacerbation: The CODEX Index Pedro Almagro, et. al.; the Working Group on COPD, Spanish Society of Internal Medicine Chest. 2014;145(5):972-980. doi:10.1378/chest.13-1328
背景: COPD患者の退院後短期、中期予後評価に関する確実なツールは存在しない。仮説として、CODEX (comorbidity, obstruction, dyspnea, and previous severe exacerbations)に基づく新しい指標にて、正確に、COPD退院後3ヶ月から1年の間の、死亡率、再入院、この組み合わせ指標となるかを検討。
方法: COPD急性増悪のための入院患者多施設研究は、CODEX指数開発のため使用死、異なる患者コホートをその信頼性評価のため使用。
Comorbidity を年齢補正Charlson指数を用い評価、一方、呼吸困難、閉塞状況、重症急性増悪をBODEX(BMI, airflow obstruction, dyspnea, and previous severe exacerbations)閾値により評価。死亡率、COPDあるいは他原因による再入院に関する情報を、退院後3ヶ月、12ヶ月後評価。
結果: 606と377患者の2セットをツール開発と評価コホートとする。
CODEX指数は、3ヶ月後死亡率と相関 (P < 0.0001; hazard ratio [HR], 1.5; 95% CI, 1.2-1.8) 、1年後死亡率とも相関 (P < 0.0001; HR, 1.3; 95% CI, 1.2-1.5)、さらに同時期の再入院、及びこれら組み合わせアウトカムと相関 (all P < 0 .0001)
CODEX C統計は、全て、BODEX、 DOSE (dyspnea, airflow obstruction, smoking status, and exacerbation frequency)、updated ADO (age, dyspnea, and airflow obstruction)指数より優越性あり。
結論: CODEX index は、COPD急性増悪入院後退院時指標として、その後3ヶ月後、1年後の生存・再入院予後として優れた指標。今まで報告された、どの予後指標よりすぐれている。
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