2014年6月13日金曜日

糖尿病・メトホルミン治療:アフリカ系米国人の方が欧州系米国人より効果有り

電子カルテを用いて、糖尿病診断・2回以上のメトホルミンのrefillありの患者の検討で、 メトホルミンの人種間効果差異を検討


アフリカ系アメリカ人の方が、欧州系米国人より、メトホルミン効果有りというもの

その要因が民族遺伝的なものかどうか、また、それがよりハードなアウトカムに影響をもたらすか、検討が必要ということ


Differing Effects of Metformin on Glycemic Control by Race-Ethnicity
L. Keoki Williams, et. al.
JCEM DOI: http://dx.doi.org/10.1210/jc.2014-1539 

メトホルミン服用糖尿病 190,672名同定


アフリカ系 7,429名、ヨーロッパ系 8783名
それぞれ、ベースラインのHbA1c値は、 7.81% (61.8 mmol/mol)、 7.38% (57.1 mmol/mol)


メトホルミン非服用者と比較すると、 HbA1cは0.62%(6.8 mmol/mol)減少と関連する。
しかし、人種・民族による差が有意(p< 0.01)。


アフリカ系アメリカ人において、メトホルミン使用は、HbA1c値0.90%減少と関連する
一方、ヨーロッパ系アメリカ人では、0.42%減少と関連。


ベースライン値と無縁に、メトホルミン使用は、アフリカ系アメリカ人おいては、HbA1cと関連する。

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