2014年8月13日水曜日

卒中へ長期影響: 入院手術周術期の心房細動、特に非心臓手術

臨床的に心房細動は虚血性卒中リスク増加させるが、周術的関与として、生理学的ストレスの関与がレビューされているが、長期リスクは不明。後顧的検討。


入院手術患者にとって、周術期の心房細動の存在は、虚血性卒中の発症リスクであり、特に、非心臓手術で問題となる。


Perioperative Atrial Fibrillation and the Long-term Risk of Ischemic Stroke
Gino Gialdini, et. al.
JAMA. 2014;312(6):616-622. doi:10.1001/jama.2014.9143.


173万名検討のうち、新規発症周術心房細動は24711(1.43%、 95% CI, 1.41-1.45%)、退院後卒中は13952(0.81%、 0.79%-0.82%)


心臓手術後 1年時点で、累積卒中率は、心房細動あり 0.99%(95% CI, 0.81% - 1.20%) vs 心房細動無し 0.83% (95% CI, 0.76% - 0.91%)



非心臓手術1年時点では、それぞれ、 1.47%(95% CI, 1.24% - 1.75%) vs  0.36% (95% CI, 0.35% - 0.37%)



寄与要素補正Cox比例ハザードモデル では、周術的心房細動は、心臓手術後の卒中と相関  (ハザード比 1.3; 95% CI, 1.1-1.6)、そして非心臓手術とも相関 (hazard ratio, 2.0; 95% CI, 1.7-2.3)



この関連性は、非心臓 vs 心臓手術後の周術的心房細動と有意な関連性がある   (P < 0 .001 for interaction).


非心臓手術入院後の虚血性卒中累積率











非心臓手術入院後の虚血性卒中累積発生率

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