タバコ関連の既往がある場合は、登録時COPDの場合呼吸疾患急性エピソードはもちろん多いが、COPDが無い場合でも同様のリスク要素であり、住民レベルではCOPDなしの場合でも急性呼吸器疾患エピソードはかなり多い。
Prediction of acute respiratory disease in current and former smokers with and without COPD
Russell P. Bowler ,et. al.
Chest. 2014. doi:10.1378/chest.13-2946
背景: COPD病歴なしの、現行喫煙・喫煙既往社の呼吸器疾患急性エピソードのリスク要素
方法: 8246名の非ヒスパニック系白人・黒人で現行・喫煙既往、Genetic Epidemiology of COPD(COPDGene)コホート:長軸フォローアップ(LFU) 6ヶ月毎に急性エピソード(抗生剤処方必要もしくは全身性ステロイド必要)、ED受診、入院のエピソード取得
負の二項回帰にて、急性呼吸器エピソート関連要素を決定。
結果: 登録時、COPDなし 4442名、658名は軽症COPD、3146名は中等度あるいはCOPD悪化
長軸フォローアップ(LFU) にて、
9303回の急性気道疾患エピソード、2707回の入院の報告
vs COPD無し症例では、呼吸器疾患急性エピソード 3044、入院 827
予測要素として重要なのは、
・ 登録前年の呼吸器系急性エピソード (HR 1.20; 95% CI 1.15-1.24 /一増悪毎)
・ 気道閉塞 (HR 0.94; 95% CI 0.91–0.96 /FEV1予測値比10%変化毎)
・ HRQOL不良 (HR 1.07; 95% CI 1.06-1.08 /St. George’s Respiratory Questionnaire Score4単位毎)
・ リスクはCOPD有無関連無く、同様。
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