2014年10月14日火曜日

COPD: ACE阻害剤による骨格筋機能障害治療トライアル ・・・ 撃沈

COPDにおいて骨格筋機能障害がその合併症として認識されつつある。そして、重症状況においてはその予後との関連性も認識されている。

骨格筋phenotypeにおけるRAS(レニンアンジオテンシン系)の障害のエビデンスが現れつつ有り、ACE阻害がCOPDの大腿四頭筋や運動パフォーマンス改善につながらないかという仮説。





A Randomized Controlled Trial of Angiotensin-Converting Enzyme Inhibition for Skeletal Muscle Dysfunction in COPD
Dinesh Shrikrishna, et. al.
OPEN ACCESS: Chest. 2014;146(4):932-940. doi:10.1378/chest.13-2483



2重盲検ランダム化対照トライアル

FEV1予測比 平均 43% [SD 21%]


収縮期血圧 (Δ−10.5 mm Hg; 95% CI, −19.9 to −1.1; P = .03) 血中 ACE activity (Δ−20.4 IU/L; 95% CI, −31.0 to −9.8; P < .001)  compared with placebo

プライマリエンドポイントとしての3ヶ月後の大腿四頭筋耐容能と萎縮シグナル群間差なし
・ 大腿四頭筋endurance half-time:e (Δ0.5 s; 95% CI, −13.3-14.3; P = .94)
 
・ atrogin-1 messenger RNA expression (Δ−0.03 arbitrary units; 95% CI, −0.32-0.26; P = .84)


Quadriceps maximum voluntary contraction (QMVC):大腿四頭筋最大随意収縮はプラセボ群でより増加。




撃沈・・・





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