2014年11月14日金曜日

ビタミンB投与認知機能パフォーマンス効果 ・・・ 否定

ビタミンの治験ってのは、まともな治験ほど報告が多い。ビタミン神話・Quackeryの起源は、某ノーベル賞複数受賞者に至るわけで・・・、よにあふれる健康食品の元祖もノーベル賞関連と皮肉なとらえ方もできる。


日本には、未だに、動物実験を根拠にこう主張される方々がいるようですが・・・ → 「葉酸・ビタミン B12欠乏は、Hcy 値の上昇に伴うタウ蛋白の重合促進をきたし、AD の病態を促進するという機構が存在することが推察された」(http://repo.flib.u-fukui.ac.jp/dspace/bitstream/10098/7088/1/%E3%83%88%E5%AD%A610.H23%E3%83%BB%E9%87%8D%E7%82%B9%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%88%90%E6%9E%9C%E9%9B%862012_%E6%BF%B1%E9%87%8E%20%E5%BF%A0%E5%89%87%EF%BC%88%E5%8C%BB.pdf)




Results of 2-year vitamin B treatment on cognitive performance
Secondary data from an RCT
Nikita L. van der Zwaluw, et. al.
Published online before print November 12, 2014, doi: 10.1212/WNL.0000000000001050
Neurology 10.1212/WNL.0000000000001050


65歳以上の高齢者 2919名 (ホモシステイン値12~50μmol/L)

ビタミン投与群: 葉酸 400μg + ビタミン B12 500 μg
VS プラシーボ

MMSE、 episodice memory、 attention and working memery 、 information processing speed、 executive functionを検査

平均年齢 74.1 (SD 6.5) 歳。

Hcy濃度はビタミンB群で減少量 5.0 (95% confidence interval −5.3 to −4.7) µmol/L VS プラシーボ 1.3 (−1.6 to −0.9) µmol/L



認知機能ドメインスコアは2群間で歳認めず(多変量MMSEスコア減少量 ビタミンB群  0.1 (−0.2 to 0.0) VS プラシーボ 0.3 (−0.4 to −0.2)  (p = 0.05))



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