ventilator-associated conditions (VACs) :人工呼吸関連病態ってなるのだろうか? ventilator-associated pneumonia (VAP) に限定するのではなく、ICUの質の評価指標としてのVACs
A Prospective Evaluation of Ventilator-Associated Conditions and Infection-Related Ventilator-Associated Conditions
Anthony F. Boyer, et. al.
Chest. 2015;147(1):68-81. doi:10.1378/chest.14-0544
VACsの最頻度イベントは、 感染症関連VAC、infection-related VAC (IVAC) 、すなわち、IVACで、 50.7%、そして ARDS 16.4%、 肺水腫 14.9%、 無気肺 9.0%と続く
IVACsのうち、44.1%がprobable VAPで、17.6%がpossible VAP
VACの37.3%である25例は予防可能性のあるイベントとされ、86エピソード、84名の患者で、VAPイベントが生じた。
VAP検出のためのVACクライテリアの検出感度 25.9% (95% CI, 16.7%-34.5%).
人工呼吸器の有害性局面は人工呼吸関連肺炎だけではない。広範にとらえてICU管理の質を高め、VAP周辺評価も行うということだろう。
ターゲットが広がりすぎると、目的がぼやけることはままあること・・・そうならないよう祈る
恥ずかしながら、possibleとprobalbeなど、感覚的にいまだぴんと来ない ・・・ 私。
参考:http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=5561
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