サウナ室で19分以上かぁ 量依存的効果ありという報告だが・・・
北欧の効果を一般化できるかどうか?
さらに、コスト効果的には日本ではずいぶん高くつくと思うのだが・・・
Association Between Sauna Bathing and Fatal Cardiovascular and All-Cause Mortality Events
Tanjaniina Laukkanen, et. al.JAMA Intern Med. Published online February 23, 2015.
序文 サウナ浴は、血行動態機能を改善する週間だが、心血管疾患と全原因死亡率との関連性は不明であった。
目的 サウナ浴の回数と期間と、心臓突然死(SCD: sudden cardiac death)、致死性CHD(coronary heart disease)、致死性CVD(coronary heart disease)、致死性CVD (cardiovascular disease)と全原因死亡率のリスク関連性検討。
デザイン・セッティング・被験者 前向きコホート (Finnish Kuopio Ischemic Heart Disease Risk Factor Study) 、 2315名の中年(年齢レンジ、 42−60歳)男性、東フィンランド
from March 1, 1984, through December 31, 1989.
暴露 ベースライン評価のサウナ浴回数と時間
結果 フォローアップ中央値期間 20.7 年間 (interquartile range, 18.1-22.6 年間)
SCDs 190 , fatal CHDs 281 ,fatal CVDs 407 ,全原因死亡 929
サウナ浴 週1回、2−3回、4−7回は、 それぞれ 601、 1513、 201
SCDs数(パーセンテージ)は、 61 (10.1%)、 119 (7.8%)、 10 (5.0%)
対応する数は、
fatal CHDs 89 (14.9%), 175 (11.5%), 17 (8.5%)
fatal CVDs 134 (22.3%), 249 (16.4%), and 24 (12.0%)
全原因死亡イベント 295 (49.1%), 572 (37.8%), and 62 (30.8%)
CVDリスク要素補正後、サウナ週1回男性に比較して
SCDハザード比 サウナ浴セッション 2−3回/週 0.78 (95% CI, 0.57-1.07) 、 4−7回/週 0.37 (95% CI, 0.18-0.75) (P for trend = .005)
CHD、CVD、全原因死亡率でも同様 (P for trend ≤.005)
11分未満サウナ浴セッションと比較して、 SCDのハザード比は
11−19分 0.93 (95% CI, 0.67-1.28)
19分超 0.48 (95% CI, 0.31-0.75) (P for trend = .002)
有意な逆相関が致死性CHD、致死性CVDsで観察される (P for trend ≤.03)
しかし、全原因死亡率との相関性認めず
結論と知見 サウナ浴の回数増加と、SCD、CHD、CVD、全原因死亡率減少と相関。
サウナ浴と心血管健康のリンクする寄与メカニズムについて、さらなる研究が必要。
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