2015年2月24日火曜日

用手皿洗いは、機械式皿洗いに比べ、7-8歳の子供のアレルギー発症を抑制させる

ある教授様に衛生仮説について質問したことがあるが、妄想と断言されていた・・・ 確かに、衛生仮説って概念の範囲・定義が曖昧で、学究的論文に記載されるにはやや問題なのかもしれない。 この論文での衛生仮説は、免疫寛容を念頭に置いており、Th1/Th2インバランスではない。ちょっと奇異に感じる。

用手皿洗いは完全でなく、微量の抗原となりえる成分暴露が小さい子供の免疫寛容を引き起こし、アレルギー性疾患抑制的に働くと主張



Allergy in Children in Hand Versus Machine Dishwashing
J. Pediatrics Published online February 23, 2015
http://pediatrics.aappublications.org/content/early/2015/02/17/peds.2014-2968.abstract
スウェーデン北部 7-8歳 1029名のアンケート基調
hand dishwashingは、machine dishwashingとの対比らしいので、そのまんま、用手皿洗いってことらしい
用手皿洗い vs 機械皿洗いにて、アレルギー疾患発症 オッズ比 0.57 (95% 信頼区間 0.37-0.85)と約半分の軽減 
さらに、発酵食品や農地から直接の食品という条件で、用手皿洗いによる量依存的発症抑制作用が見いだされた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note